手や足のしもやけの治し方!あのかゆみの原因にも対処できる!
- 痒いし、痛いし、もう本当にどうにかしてほしいっ!
寒い時期になると痒いし痛いしで、本当にしもやけにはイライラさせられます!
寒いときは痛いし、温まってきたかと思えば今度は痒いっ!
そればかりでなく、ひどい時なんかは足のしもやけで歩けなくなってしまったり、掻きこわして血だらけになってしまったりだなんてこともあります。
でも、しもやけってそもそも一体どういう原因でなるんでしょうか?また、なってしまったらどうやって治していけば良いんでしょうか?しもやけで悩んでいるのであれば是非一度は見ておいてほしい内容になっています。
しもやけって何でなるの?
しもやけを治す方法について書いていく前に、まずは「しもやけって何故なるの?」この原因について知らないと治し方も対処法もあったものではありません。
なので、まずは原因が一体何なのかをはっきりとさせておきましょう!
しもやけの原因
原因
原因はこれです。寒くなって血のめぐりが悪くなることで起こってくるんですね。
そして、意外としもやけは病気でも何でもないと思っている人がいるんですが、しもやけは立派な皮膚の病気です。「血管障害に伴う皮膚病の一種」として分類されているんですね。
だから「放っておけば自然に治るよ」だなんて高を括っていては絶対にダメです!
しもやけになりやすい人はこんな人!
では、しもやけになりやすい人っていうのは一体どんな人なのでしょうか?
- 女性や子供
- 汗をかきやすい人
- 冷え性の人
- 痩せ型の人
- 水仕事が多い人
- 普段素足で過ごしている人
- 湯船につからずシャワーで済ます人
- 先が細い靴やヒールを長時間履く人
こういった人はしもやけになる確率が圧倒的に高いです!
なので、しもやけをできるだけ防ぐためには以下のような予防策を取ることをお勧めします。もちろん、現在しもやけの人もこれからはこういった生活をすると良いでしょう!
しもやけの予防策
- 汗をかいた靴下はすぐ替える。
- 水仕事は暖かい水でやる。
- 水仕事が終わったらすぐ手を拭く。
- 家の中でも靴下を履く。
- 冬はできるだけ湯船につかる。
- ヒール、先の細い靴、きつめの靴は避ける。
先ほど「原因は末端の血行が悪くなることで起こる」と言いました。
なので、できるだけ末端の血行が悪くならないような生活を送ることが大事です。汗をかいた靴下を履いていたり、手を濡れたままにしておいたりすることは水の蒸発による気化熱で皮膚の温度が急激に下がるのでNGです!
それに、ヒールや先の細い靴は足の指先の血行を悪くさせるのでこれもNGです!このように、血行が悪くなる原因になるようなことはできるだけ避ける必要があるんですね。
しもやけの治し方!
では、いよいよしもやけの治し方に入っていきます!
1. お湯と水に繰り返しつかること。
これはしもやけ対策として昔から良く行われている手法です。
- 37℃~40℃ぐらいのお湯と5℃ぐらいの水を用意する。
- しもやけの部分をお湯につけ、温めきる。
- 温めきったら、次は5℃の水につけて冷やしきる。
- これを5回程度繰り返す。
- 最後はお湯で終わる。
こういった方法があります。ポイントはお湯につけたら温めきり、そして水につけたら冷やしきることです。しもやけの患部がジーンとしてきたらそこで終わりにします。
2. ビタミンEを摂る。
次は栄養についてなんですが、ビタミンEがしもやけには非常に効果的です!それは
ビタミンEには末梢血管の血流量を多くする効能がある。
ということだからです。
実際にしもやけが酷すぎて皮膚科で診てもらった後もビタミンE製剤が処方されます。そして、一日の摂取量の目安は7~8mg程度です。ビタミンEを多く含むものとしては以下のようなものがあるので参考にしてみて下さい。
含有量が多いもの(100gあたり)
- アーモンド – 29.4mg
- あんこうの肝 – 13.8mg
- すじこ – 10.6mg
- いくら – 9.1mg
- いわし – 8.2mg
- あゆ – 8.2mg
- たらこ – 8.1mg
- 明太子 – 6.5mg
- ウナギの蒲焼 – 4.9mg
- 焼きのり – 4.6mg
- するめ – 4.4mg
- たまご – 3.4mg
この辺が圧倒的にビタミンEを多く含む食品群です。基本的には海産物に多く含まれていますが、注目すべきはアーモンドです!現在しもやけなら積極的に摂るべきだと思います。
ただ、なかなかこういったものを食べる機会がない、そんな場合はサプリメントでも十分補えますので、サプリメントで補填するようにしましょう!
また消化力が弱かったり、色白の人は漢方で摂るという手段がお勧めです。こちらもしもやけには非常に効果的で、ビタミンEを多く含む「当帰芍薬散」や「当帰四逆加ゴシュユ生姜湯」のようなものを摂るようにしましょう。
「当帰」という植物が中心の漢方はしもやけに効果を示しますし、生姜も大いに効果を示します。なので、この二つが配合されているものが良いと思います!
ただし注意してほしいのが、ビタミンEは脂溶性ビタミンに属していますので、摂り過ぎても尿からは排泄されません。なので、摂り過ぎには十分注意するようにしましょう!
3. 軟膏を塗る。
三つ目は軟膏を塗って治す方法です。
お勧めの軟膏
- オロナインH軟膏
- サンクロン軟膏
- ベルクリーンS軟膏
- ペリドール軟膏
- ユースキンA軟膏
この辺りがしもやけに効く塗り薬です。
中でもお勧めだと言えるのはオロナインH軟膏とベルクリーンS軟膏ですね。
オロナインはステロイド剤が入っていない軟膏で、保湿保護剤の代表であるワセリンが添加されています。ベルグリーンS軟膏はトウガラシを含んでいるんですが、これには血行を促進する効果があります。また、クロタミトンにはかゆみを抑えてくれる働きがあります。
ベルグリーンH軟膏を塗った人で4日~5日で信じられない程よく効いたって声もあったので、使ってみるのも良さそうですね!ちなみに全て医薬品に分類されているのでドラックストアでしか買えません。
お風呂から上がった後、水仕事の後、寝る前にはぜひ塗るようにしましょう!
以上、しもやけの治し方についてでした!
なんですが、もし痛すぎてどうしようもない。掻きこわして血だらけになってしまった。このような場合は皮膚科への受診をお勧めします。
また、色々な対策をしてもなるっていう人は「静脈循環障害」っていう病気が隠れている可能性もあるので、あまりにもしもやけになる場合も皮膚科を受診した方が良いと思います。