手汗がヤバイ!多汗症の原因って?手のひらの汗を止めるなら!
- できれば人と手を握りたくない…
- 大事な書類がすぐ濡れる…
- スマホの画面が操作しにくい…
…などなど。
「手汗のせいで日常生活に支障をきたしてる」こんな悩みを持っている方というのは意外にも多いです。実際にこれが原因で性格が消極的になってしまったり、好きな人と手が握れず一人悩んでしまった。こんな風に人生を左右されてしまうことだってあります。
なので、今回はこの「手の汗」についてです。なぜ手のひらにいっぱい汗をかいてしまうのか?そういった原因や、これから一体どうしていけば良いのか??
このような悩みを徹底的に解消していこう思います。
手汗にはレベルがある。
手汗を止めるにはこれ!
なんて話を始めからしていきたいところなんですが、まずは手汗について詳しく知ることが大事です。特徴や原因などを知らないと対処も何もあったものじゃありませんからね。
3段階のレベルって何?
そもそも「手汗がひどい」と感じているのであれば、恐らくそれは「手掌多汗症」に該当するものだと思います。思うんですが、実はこの手掌多汗症というものには3段階のレベルがあるんです。
手掌多汗症のレベル
- レベル1 – 手のひらが汗で湿っている状態
- レベル2 – 垂れないが、手のひらに汗の水滴ができる。
- レベル3 – 手汗が垂れてくる。
このような感じですね。
もちろん、精神状態、季節、その他の要因によっても変わってくるんですが「手掌多汗症の人」と言っても、世の中の人はこれら3つのレベルにそれぞれ分かれてきます。
そして、もしレベル3であれば、恐らく日常生活に確実に支障をきたしているレベルだと思います。こうなってくると仕事であったり、恋愛であったりと、色々なことに制限がかかってきているかと思います。
レベル1ならまだ大丈夫なのかもしれませんが、もしあなたがレベル3とかであるならば、これは専門のお医者さんに見てもらう必要があると言えるでしょう。
手汗の原因って何?
でも、そもそも何でこんなにも大量の手汗をかいてしまうのでしょうか?
精神的なものが原因でしょ?
なんてよく言われたりもするんですが、必ずしも自分の手汗がそうだとは言い切れません。一概に「手汗の原因」と言っても、原因はもちろん一つではないんです!
これからその原因を一つ一つ見ていくことにしましょう。
手汗の原因
- 精神的要因
- 肥満
- ホルモンバランスの乱れ
- 病気などの疾患
- 生活習慣の乱れ
全体像をまとめましたが、主な原因というのはだいたいこれら5つに分類されます。
精神的要因
まず始めにあげられるのが、この「精神的要因」です。
人間というのは、不安や緊張などの精神的ストレスを感じると交感神経が刺激されます。交感神経が刺激されると発汗につながってくるんですが、この交感神経が敏感になってしまうと多汗症になると言われています。
ただし、交感神経が敏感になる理由については謎というのが現状です。
肥満
「肥満」これも多汗症の原因になってきます。
肥満になり内蔵脂肪や皮下脂肪が増えてくると、体内の熱をうまく外部へ発散することができなくなってしまいます。なので結局のところ、それを補おうと大量の汗を出すことで体を冷やそうと体が反応してしまうのです。
ホルモンバランスの乱れ
「ホルモンバランス」これも大きく関わってきます。
ホルモンの生成は脳から指令が出されている訳なんですが、このホルモンの生成を命令している部分と、交感神経を司っている部分というのは実は脳の同じ場所なんです。
なので、必然的にホルモンバランスが乱れると自律神経も乱れることになり、結果それが多汗症につながってきてしまったりします。
ちなみに…
- 更年期障害
- 妊娠
- 月経
こういったものはホルモンバランスを不安定にさせるので、女性の場合はこういった原因も考えられるでしょう。
病気などの疾患
また、怖いことに多汗症は以下のような病気によっても起こってくると言われています。
- 甲状腺機能亢進症(バセドー病)
- 褐色細胞腫
- 糖尿病
- 急性リウマチ
- 生殖器障害
- プランマー病
- 甲状腺刺激ホルモン産出腫瘍
これは一部なんですが、こういったものが原因で多汗症になるケースだってあるんです。ただし、手掌多汗症のように局所的なものはあまりなく、全身多汗症になるケースが大部分だと言われています。なので安心と言えば安心だと言えそうです。
ただ可能性が低いとは言っても、もしかしたらその背後にはこういった病気が潜んでいるかもしれません。そのことだけはしっかりと頭に入れておく必要があるでしょう。
生活習慣の乱れ
最後は「生活習慣の乱れ」ですね。
これは例えば「食事」です。熱いものや辛いものを食べ過ぎたりすると「味覚性多汗症」になりますし、コーヒーなどの飲み過ぎ、タバコの吸い過ぎはニコチンやカフェインなどの影響で発汗につながってきます。
では、一体どうしたら良いの?
では、いよいよ「じゃあどうしたら良いの?」という話に移っていこうと思います。
これに関してなんですが、もしあなたの手汗がレベル3に該当しているのであれば「お医者さんに診てもらうこと」
これが第一優先だと思います!
今現在、手掌多汗症レベル1のような状態で、気になっている程度…こんな感じであれば放っておいても大丈夫だと思います。
でも、もし日常生活に支障が出てしまっていたり、それが原因で恋愛するのを諦めてしまったり、何かしらの弊害が生じているのであれば、これは一刻も早く何とかするべきだと思います。
手掌多汗症って何科?
そして、もし病院に行くのであれば「何科を受ければ良いの?」だなんて困る場合もあるかとは思いますが、基本的に皮膚の問題なので「皮膚科」です。ただ、精神的なものからくるということで「心療内科」を受診する人もいます。
ただ、どちらにも診てもらうっていう手もありますので、取り敢えずまずは病院に足を運んでみるということが大事だと言えるでしょう!
治療法ってどんなのがあるの?
では、もし病院に行ったとしたら一体どんな治療法を受けることになるのでしょうか?
多汗症の治療法
- 医師によるカウンセリング
- 制汗剤の使用
- 薬物療法
- 手術
もし治療をするとしたら、主にはこのような手段が取られます。では、それぞれ一つずつ見ていくことにしましょう。
医師によるカウンセリング
まずは「医師によるカウンセリング」です。
これは具体的に何をするかと言うと、汗に対するネガティブなイメージを払拭したりするために行われます。例えば多汗症になると「もしかしたら汗をかいてしまったらどうしよう…」なんていう「予期不安」というものがあったりします。
「予期不安」とは、その不安でまた汗をかいてしまうという負のスパイラルに陥ってしまうことです。医師とのカウンセリングはこういった汗に対するネガティブ要因を取り除くために行われます。
制汗剤の使用
次は「制汗剤」についてです。
ただ制汗剤と言っても「市販で沢山売られてるので良いんじゃない?」なんてもしかしたら思うかもしれません。しかし、ほとんどの市販品は効果を示さないという事実は知っておくべきでしょう。
薬物療法
これはブロバンサインと呼ばれている「神経遮断薬」のような薬物を用いて治療する方法です。
交感神経より出される「アセチルコリン」という脳内伝達物質の生成を遮断することで汗を食い止めようという訳です。ただし、脳の伝達物質を止める訳ですから、これには副作用が出たりすると言われています。
例えば便秘であったり、胃腸障害であったり、口の渇きだったりという副作用です。薬物療法を行うときは医師としっかり相談した上で決めたいところです。
手術
そして最後は「手術」です。
こちらは現在最も有力視されている方法で「多汗症内視鏡手術(ETS手術)」だなんて呼ばれているものです。
脇の下に4mm~5mmの穴を開けてそこから管を差し込んでいきます。そして、内視鏡を見ながら胸部の交感神経を断つことで多汗症を治すという手術です。
時間も両サイドで10分程度しかかからず、全体で言うと40分程度しかかかりません。当然入院する必要もなく、手術の痕も術後から目立たないという優れた技術です。
時にはハンドクリームのような保湿剤を使う必要が出てきてしまうことがあるぐらい、手掌多汗症に対して確実に効果を示してくれます!
ただし!
ただしです。その反面「代償性発汗」というものを起こす可能性があると言われており、胸や胴、ふとももなどに汗をかくようになってしまう可能性も出てきます。しかし…
起きている間ずっと汗をかく多汗症と違って、温度が高いときだけの発汗になります。手術した人の95%以上は「手術した後の方が良い」と回答しています。
と言うぐらいなので、これはかなり期待が持てる方法だと言えるでしょう。
病院に行かずに手汗を治したい!
でも「いくら期待できると分かっていても、いきなり手術なんて怖い…。」そんなこともきっとあると思います。
実際この記事を書いている私も手掌多汗症の一人なんですが、できれば手術なんてせずに済む方法があるならばそちらを選びたいです。
なので、手術せずに手汗を防止できるものがもしあるんだったら…と思い色々と調査していったのですが
厳選していった結果、手汗防止に良いとされる商品でいけそうなものが合計3つほど見つかりました。このどれか一つを、と思ったんですが「選んだもの以外のものの方が良かった」なんてことにでもなったら、多分私の性格的に一生後悔しそうです…。
と言う訳なので、3つ全部買ってみて実際に全て比較してみることにしました。なので、次のページからは実際に購入してみた結果を書いています!
一体どれが効果的だったのか。ぜひこちらもご覧いただけたらと思います。